
※写真はイメージです。
ビューティーベースの特徴
ビューティーベースの7つの強み
- Feature 01トップコート不要で簡単施工、工期を短縮
- Feature 02浸透シーラーとの併用で下地の耐久性が向上
- Feature 03撥水性で汚れやカビの付着を防止
- Feature 04仕上がりは落ち着いたモルタル調の質感
- Feature 05コテ仕上げ・ローラー仕上げの両方に対応
- Feature 06微弾性でヘアークラックに追従
- Feature 07多彩なテクスチャー表現が可能
無機質系撥水とは
水と水蒸気の違い
水と水蒸気は同じ成分でも、物理的な性質は異なります。液体の水に比べて、気体である水蒸気は分子が非常に小さく、微細な隙間をすり抜けやすい特性があります。そのため、水は通さずに水蒸気だけを通す“透湿性”が重要な性能となります。
住宅基礎にも透湿性が必要な理由
登山靴などのアウトドア用品では、防水性と透湿性の両立が求められます。同様に、住宅のコンクリート基礎でも「汗をかく」ような内部結露=汗かき現象が発生し、放置すると塗膜の膨れ・剥がれ、中性化などの劣化原因となります。
ビューティーベースの機能構造
ビューティーベースは、撥水性と透湿性を両立した住宅基礎用保護剤です。微粒子の特殊樹脂が撥水性のある微細孔構造を形成し、液体の侵入を防ぎながら、水蒸気だけを通すことで塗膜の膨れや剥がれを防止します。
さらに、配合された特殊ファイバーにより、柔軟性と耐ひび割れ性も確保しています。
耐久性・中性化への効果
ビューティーベースの透湿性塗膜は、中性化を引き起こす二酸化炭素や酸性雨の浸透を防ぎ、コンクリート基礎の長寿命化にも寄与します。
オールインワン
ビューティーベースには、汚れ防止用のトップコートを塗りません。なぜならビューティーベースには汚れを寄せ付けない撥水機能があるからです。つまり、1つの塗料で下塗りと上塗りの2つの役割を持っているのです。
浸透シーラーの吸い込みテスト
下地に黒インクを塗布し、その上から水をかけて洗い流すという簡易的な吸い込みテストを行いました。
ビューティーベース専用の含浸シーラーを塗布した部分は、インクや水をほとんど吸い込まず、表面を滑るように流れ落ちました。
この結果から、下地への水分浸透をしっかり防ぐ給水防止効果が確認できました。
無塗布

浸透シーラー塗布

通気性
ビューティーベースは、塗膜で下地を密閉せず、毛細管(水分を吸い上げる細い隙間)を塞がない設計になっています。
そのため、内部にたまった湿気を水蒸気として外部へ逃がす透湿性に優れており、塗膜の膨れや結露の発生を防ぎます。

吸着力
ビューティーベースは、下地との密着性(吸着力)に優れており、付着試験では塗膜が剥がれることなく、下地モルタル側が破断するという結果が得られました。

商品性能
試験項目 | 品質規格 | 試験結果 |
---|---|---|
塗膜外観 | JIS K 5663 | 塗装の外観が正常である |
ひび割れ抵抗性 | ひび割れがないこと | 合格 |
付着力 | 建研式コンクリート | 1.8N/㎡ |
耐洗浄性 | はがれ・摩耗による基盤の露出がないこと | 合格 |
耐衝撃性 | ひび割れや著しい変形、はがれを生じないこと | 合格 |
耐候性 | ひび割れ・はがれがないこと | 合格 |
標準仕様
タイプ | 荷姿 | 使用量 |
---|---|---|
コテタイプ | 18kg/ペール缶入り 8kg×2セット 粉体・液体・顔料 浸透シーラー 2kgボトル |
施工面積20m |
ローラータイプ | 6kg/ペール缶入り 4kg×1セット 粉体・液体・顔料 浸透シーラー 2kgボトル |
施工面積20m |
商品詳細
荷姿 | 設計価格(税込) | 仕切り価格 |
---|---|---|
セット | ¥19,000 | 要相談(条件によります) |
- 運賃は別途になります。
施工方法
- 段差をサンダーで削る
- ピンホールおよび段差部に補修モルタルを塗り付ける
- 浸透シーラーを含浸させる
- ビューティーベースを空のバケツにすべて取り出し撹拌する
- ビューティーベースを下塗りする(乾燥1~2時間養生)
- ビューティーベースを上塗りする
- 追っかけでパターン付けする(乾燥12時間以上)
- 完成
注意事項
施工上の注意
- セパ穴等は、合成高分子アマルションを添加したサンドモルタルで処理してください。
- 気温が高い場合や直射日光が当たる場合は、可使時間が短くなりますので、パターン付けは塗り付け直後に行ってください。
- 施工前に必ずコンパネ等で試し塗りを行い、仕上がり・乾燥性を確認してください。
- 感想を確認した上、塗り継ぎ時間に注意してください。
- 気温5℃以下での施工は避けてください。
- 工事中は、周辺のほかの部材および仕上げ面を汚損しないよう養生を行ってください。万一付着した場合は水で洗浄してください。
- 加水・容器・撹拌機などはきれいなものを使用してください。
- 施工中および乾燥中までの降雨・降雪は避けてください。
安全上の注意
- 取り扱い中はできるだけ皮膚に触れないようにし、必要に応じて保護具を着用してください。
- 目に入った場合は、直ちに清浄な水で最低15分間洗浄した後、眼科医の手当てを受けてください。
- 日宇に付着した場合は、大量の水および石鹸または皮膚用の洗剤を使用し、十分に洗い流してください。外観に変化が見られたり、痛みがある場合には医師の診断を受けてください。
- 蒸気・ガス等を吸い込んで、気分が悪くなった場合は、空気の正常なところで安静にし、医師の診断を受けてください。
- 飲み込んだ場合には、清浄な水で口をよく洗浄し、直ちに医師の手当てを受けてください。
- 取り扱い後は、頭、手、口等を十分に洗浄してください。
- 子供の手の届かないところで保管してください。
保管上の注意
- 製品は、湿気、凍結、直射日光を避け、気温1℃以上40℃以下で保管してください。
- 開封した材料は、早めに使い切ってください。
- 製造年月日より1年以内に使用してください。
運送上の注意
- 漏出を避けるため、容器の損傷がないことを確かめ、転倒・落下・損傷がないように積み込み、荷崩れ防止を確実に行ってください。
廃棄上の注意
- 産業廃棄物として、適切な処理を行ってください。